やまじるしのトマト
平均標高約700mに位置する久万高原町は、高原野菜の栽培がとても盛んです。その中でもトマトは代表的存在。トマト農家になるために研修生制度が整備されていたりと、町を挙げてのサポート体制が敷かれています。
やまじるし(山路隼之介)も2年の研修を経て町内の西明神地区に就農しました。
やまじるしで育てているトマトは「桃太郎」。歴史があり、知名度も高い品種で、果実の色が良く、酸味と甘みのバランスが良いことが特徴です。
やまじるしの取り組み
細霧冷房システムの採用
細霧冷房システムとは、ハウス上部に設置されたノズルから細かい霧(ミスト)を噴射し、ハウス内の温度、湿度をコントロールする機械です。
この機械により、トマトが生育しやすい温度や湿度にハウス内を保ちます。(ハウス内温度が35℃を超えるとトマトの生育に障害がでてくるため、夏場でもハウス内温度を35℃以下に保つ)
稼働期間は5月下旬ごろから10月初めごろまでです。 また、霧の粒が細かいため、葉面散布(作物の葉に肥料をかけ気孔から吸収させる)や農薬散布が可能になるため、作業効率が上がります。 久万高原町では、数件の農家が導入しています。